310直播には上智大学への「国内留学」制度があります。今年度は、文化総合学科2年生の齊藤冴さんが留学しています。齊藤さんから、「上智大学 国内留学だより」が届きましたので、ご紹介したいと思います。齊藤さんから頂いた写真とともに、お楽しみください。
今年度、上智大学文学部史学科に国内留学している齊藤です。
私は、近世におけるキリスト教布教の過程で進んだ異文化交流について歴史的観点から深く学びたいと思い、より専門的に学ぶことのできる上智大学の史学科に国内留学を決めました。
上智大学1号館 ソフィア通りの桜
【上智大学について】
上智大学四谷キャンパスは東京、四ツ谷にあり、周りにはオフィスビルなどが立ち並んでいます。迎賓館赤坂離宮や皇居も近くに位置しており、喧噪的な雰囲気もありますが、春には大学脇のソフィア通りに桜が開花し、構内の緑も多く、キャンパス内は比較的穏やかな雰囲気です。
大学近くには聖イグナチオ教会という大きな教会があり、11月には教皇フランシスコが四谷キャンパスを訪れるなど、カトリックの大学であることを強く感じられることが多くあります。また、上智大学には数多くの外国人学生や外国人教員がおり、教室や食堂、キャンパスのストリート、購買などどこにいても様々な言語が聞こえてくることも特徴です。
7号館にてゼミの先生、みなさんと 上智大学6号館
【大学の授業について】
主に日本史から東洋史、ヨーロッパ史、時代は古代から近世など多岐にわたる歴史に関連する講義を受けています。日本近世史の演習では史学研究について理解を深めています。『信長公記』などの史料をもとに発表を行ったり、自らの関心のあるテーマについて発表をし、互いに疑問点を述べたり、討論したりしています。積極的に発言する学生が多く刺激を受けています。
また、「倭寇」に特化した講義や、日本や西欧の異文化交流、キリシタン史をテーマとした講義など専門的な授業も多くあります。さらにまた、地誌学という授業を受け、地図やそのほかの情報から得られることについて理解を深め、自らの知識を深め、新たな観点から歴史的事象を見ることを試みています。このような専門的な授業や新鮮な枠組みの中で歴史を見る授業などがあり、改めて新たな観点から歴史をとらえることの重要性を感じています。
大学内には1号館や2号館など、いくつかの教室棟があり、授業を受ける建物は毎回異なります。最も新しい6号館は、開放的なデザインが特徴で、大人数を収容できる講堂などを含んでいます。また、1号館は、外装や内装がレトロな造りで、落ち着きがあり、上品な雰囲気が特徴です。図書館は地下2階から地上9階の11フロアあり、多くの資料や参考図書を閲覧することができます。
上智大学の図書館 12号館にて史学科のみなさんと
【東京の生活について】
私は学生会館で生活しています。学生会館に住む館生は、学校も出身国や地域も異なりますが、4月のウェルカムパーティ、七夕やクリスマスといったイベントでのパーティなどでともに楽しむことのできる環境です。また、リビングルームでは、館生と自炊したご飯を食べたり、テスト期間に共に勉強したりと、生活を助け合える仲間に恵まれています。休日は、美術館や博物館等に足を運び、多くの経験をし、刺激を受け、充実した毎日を過ごしています。
(文章?写真提供 齊藤冴)