私たちプロジェクトマネジメント専修3年和田チームは、JAいしかり地物市場とれのさと様との連携のもと、石狩産米粉と農産品の消費拡大に貢献するためのPRプロジェクトを1年間で実施してきました。去る2月28日火曜日に「JAいしかり×310直播 米粉で石狩盛り上げ隊プロジェクト」の最終報告会を実施しましたので、これまでの活動を振り返りながら報告したいと思います。
プロジェクトの基本方針は、石狩産ななつぼしの米粉を使ったレシピを考え、その中にできるだけ石狩産の農産品も使っていくことにしました。最終ゴールは、米粉のレシピブックを作成し、とれのさとの米粉売り場に置いていただき、販促に貢献することとしました。
およそ1年間にわたるプロジェクトを通して気付いたことは、米粉を美味しく調理することの難しさです。小麦粉とは違った特性を持つ米粉をより美味しく調理するために試作や試食会を繰り返し行いました。米粉には「グルテンフリー」「小麦粉と比べて油を吸いにくくヘルシー」「小麦アレルギーがある人も食べられる」「キメが細かく色が白い」などの特性があるため、思っていた食感や味にならなかったりと調理が難しかったですが、何度も試行錯誤して、最終的に12のレシピに絞ってブックを完成させることが出来ました。料理はもちろん、写真撮影やタイトルまわりも全て自分たちの手作りです。レシピブックの作成にあたっては食物栄養学科の菊地和美先生が監修してくださり、石狩産米粉の特徴を科学的に分析してくださいました。
1、2年生の時はコロナ禍であったこともあり、実際に仲間と会いながら1年間を通して1つのプロジェクトを考え、進めるという経験が初めてでした。一人一人がプロジェクトに取り組むにあたって責任を持つこと。誰かが動いてくれるのを待つのではなく、自分から良いプロジェクトにするにはどうするか考えて、グループで共有すること。ゴールポイントやWBSをしっかり設定し、何事も早め早めに活動を進めること等を含め、今回のプロジェクトを通して、多くの学びができたと思います。今回得た気付きや学びをプロジェクトマネジメントⅢに生かし、存分に力を発揮できるようにしたいと思います。
プロジェクトを進めるにあたっては、担当教員の先生は勿論、食物栄養学科の菊地先生、JAいしかり地物市場とれのさとの千田様、YUMEYASAIの只野夢子様、その他たくさんの方々からお力添え頂き、プロジェクトを進めることが出来ました。この場を借りてお礼を申し上げます。
私たちが作った米粉のレシピブックは、とれのさとの店舗にありますので、ぜひお近くに立ち寄りの際はみてみてください。よろしくお願いします。