310直播には、上智大学への「国内留学」制度があります。今年度は、文化総合学科2年生の長谷川さんが留学しています。
長谷川さんから、「国内留学だより」が届きましたので、ご紹介します。
ご提供いただいた写真とともに、お楽しみください。
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今年度、上智大学文学部史学科に国内留学している長谷川と申します。
私は、基礎ゼミで宗教改革について学んだこと、310直播に入りキリスト教に触れたことをきっかけに、これらについて深く学びたいと考え、より深く多角的に学べる上智大学の史学科に国内留学をさせていただくことになりました。
【上智大学について】
上智大学四ツ谷キャンパスは東京都千代田区四ツ谷にあり、周りにはオフィスビルなどが立ち並び、朝には通勤の人々で電車は大変混雑しています。
近くには迎賓館赤坂離宮、明治神宮野球場、国立競技場などがあります。
上智大学は、英訳するとSophia Universityと訳されます。 このSophiaは ΣΟΦΙΑ(ギリシャ語で“最上の叡智”)からとったものであり、「真理の光」を目指して力強く羽ばたく鷲のシンボルに、学生が優れた知恵を身につけて、よりよい未来を拓いてほしいという上智大学の願いが込められているそうで、今年で創立110周年を迎えます。
キャンパス内には緑が溢れています。また、性別、国籍、出自が様々な学生、教員がおり多様性を感じることができます。現在の季節はあちこちに金木犀が咲いており、良い香りを楽しみつつ登下校をしています。
【大学の授業について】
主に西洋史、キリスト教についての授業を多くとっています。
フランス近世史の演習では多面的に物事を見、将来卒業論文だけでなく、その後につながる勉強ができるよう知識や理解を深めています。自身が気になる分野について論文を元に発表をし、討論をしたりしています。豊富な知識量を持つ学生が多く、日々刺激を受け、自身のモチベーションにつながっています。
また、東南アジアをキリスト教から見る授業、宗教音楽がキリスト教にもたらした影響について学ぶ授業、オリンピック?パラリンピックについて、運営として最前線で動いていた方々をお招きして実態を探る授業、現在フランスが抱えている問題を取り上げ、その要因を過去の植民地政策などから探っていく授業、などがあります。
西洋史を学ぶ上でキリスト教は切っても切り離すことができない存在です。様々な視点でキリスト教と国家との関わりについて学ぶことができてとてもおもしろいです。
【サークルについて】
私は上智大学で「模擬国連」というサークルに所属しています。
このサークルは過去に実際に行われた国際会議を元に各国の大使になりきり、史実より、より自国の利益になる条約を締結させることを目指す、というサークルです。アメリカで作られて以来日本でも作られ、現在では全日本大会や、アメリカで毎年国際大会が行われるほど盛り上がっているサークルです。
面白そう!と興味本位で入ったサークルですが、条約や会議の今までの歴史、担当国の歴史、関係している国との歴史を深く調べ、当日討論をし、駆け引きをし、規定時間までに条約を作り上げ提出するのは大変ですがとても楽しく、歴史の勉強にもなりとても刺激的です。
また、多角的な視野も養えて身近ではなかった国のことも担当することで好きになることができました。
【東京での生活について】
私はアパートを借りて一人暮らしをしています。初めての一人暮らしで、今までほとんど料理もしてこなかった私ですが、ネットで調べたり、母にアドバイスをもらいながら楽しく暮らせています。全てを自身でこなさなくてはいけない一人暮らしで、いかに親に助けられ甘やかされ生きてきたかを実感しています。
東京には多くの博物館、美術館が存在しており、上智大学生は学生証を見せると無料で入れるところも多いため、休日にはよく足を運んでいます。
また、美術館博物館以外にも、ライブなど東京にいるからこそ出来ることも楽しんでいます。