2025年2月1日(土)に平子裕先生(北海道津別高等学校?教諭)をお招きして、「高校における特別活動の実際とHRづくり」と題して特別企画を実施しました。国数社理英などの教科教育と比べるとあまり意識されにくい特別活動や総合的な学習(探究)の時間をテーマにお話しいただきました。
まずは「特別活動」のイメージをワードクラウドで共有することから始まり、学習指導要領にある抽象度の高い目標を自分なりに解釈して実践することの重要さが伝えられました。そして、生徒総会の機会を活かして3年間積み重ねてきた校則の見直し、生徒の相互理解を促したり教師自身の自己開示を進めたりなどする学級通信の発行を通した学級経営、総合的な探究の時間で地域と積極的に連携しながら完成させた高校の看板、など生徒たちと共に取り組んできた多彩な教育活動について報告いただきました。
学生たちにとってはもちろんのこと、私たち教員にとっても学びの多い時間となりました。改めまして、貴重なお話をお聞かせいただき、誠にありがとうございました!
《学生の参加と感想》
当日の対面参加は約30人、後日の録画視聴を含めると約70人の申し込みがあり、学生たちの関心の高さが伺えました。以下、感想の一部を紹介します。
?「学級通信のお話が特に印象的で、平子先生は様々なコンテンツを盛り込んで時間をかけて制作されていることを知り、多感な時期の生徒たちへの1つのアプローチとして(特に手書きなど)とても有効だと感じました。」
?「北海道での採用をより楽しみにさせてくれる講義だった。地域との関わりが多い小規模校で、私自身が知らない文化に触れたり、新しい知識を身につけたりできることにとても魅力を感じた。学校外の人との関わりを持つ機会があることで、話せる生徒が多いとあったが、高校時代にその力が身につけば、必ず将来役に立つと思う。自分たちで学外へそして地域へ出向く機会を大切にしている学校で私は働きたいと改めて思った。」
文責:高嶋 真之 講師(人間生活学科/教職課程)